ヒト型P-gp(TC-huMDR1TM)マウス

P-gp (P糖たんぱく質)は薬物の脳内移行性や薬物間相互作用に重要な役割を果たしています。創薬研究においてはマウス、ラット、イヌ、サルなどの多様な動物で薬物の脳内移行性を調べますが、種差によって異なるデータが得られることが創薬に携わる研究者を悩ませてきました。弊社のhuMDR1マウスは多くの医薬品でヒトとの相関性が非常に高いことを立証しました。低分子、抗体医薬を問わず、脳内移行性を解析する上で創薬研究の大きなツールになるものと期待しています。

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TC-huMDR1マウスの血液脳関門におけるP-gpの機能解析

図. 野生型、Mdr1-KO、TC-huMDR1マウスにパクリタキセル(上段)、ヒドロキシジン(下段)を静脈投与した時の脳及び血漿中おける薬物の分布。

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図. TC-huMDR1マウスの脳におけるパクリタキセルに対するエラクリダール(P-gpの特異的阻害剤)の効果。

→ 脳毛細血管において機能的なヒトP-gpが発現されていることが示されました。

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hMDR1-MACマウスを用いたP-gp基質の脳内浸透の種差の評価

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→ ヒトとマウスのP-gpの種差を反映し、in vivoでの脳移行評価に有用である事が示されました。